今年の死刑執行の件

今年1年間に死刑を執行された人数が、9年ぶりに年間の死刑確定者数を上回ることが確実になった。
21日までに15人が死刑を執行された一方、死刑判決の確定者は10人。
厳罰化の流れや確定死刑囚の増加を背景に、刑執行を加速する法務省の姿勢が鮮明になった。

法務省の統計によると、99年は5人に死刑が執行された一方、
確定者数は4人で、執行者数が確定者数を上回ったが、00〜07年の執行者数は1〜9人、
確定者数は2〜23人で推移し、常に執行者数が下回っていた。

だが、今年の死刑執行は鳩山邦夫元法相下で3回(2月3人、4月4人、6月3人)、
保岡興治前法相下で1回(9月3人)、森英介法相下で1回(10月2人)と、ほぼ2カ月に1回のペースで計5回行われた。
このうち連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚は判決確定から2年4カ月で執行され、
確定から執行までが短期化していることも特徴だ。

一方、今年の死刑確定者は
▽オウム真理教事件の林泰男死刑囚(51)=3月確定
▽静岡・三島の女子短大生焼殺事件の服部純也死刑囚(36)=同
▽ 埼玉・本庄の保険金殺人事件の八木茂死刑囚(58)=8月確定
▽下関駅通り魔事件の上部康明死刑囚(44)=同=ら10人だった。

年間の死刑確定者数は04年の14人以降、05年11人、06年21人、07年23人と2けたに乗り、
年末時点の確定死刑囚数は05年の77人から急増し、現在は100人になっている。
(毎日新聞より)

刑事訴訟法475条では、死刑は判決確定後、法務大臣の命令により6か月以内に
執行することが定められている。
法令違反を国がしているともいえるのだが。それでも、死刑執行にも迅速化の流れがある。


実にいい事だ…とも素直にかけないのだが、9年間も死刑囚収容者を増やしていたという事か。
刑執行を加速するのは、以前の死刑確定から10年、20年平然と生かしておいて、「牢死」する直前の高齢者になってから「執行」よりはいいとは思う。
再審請求もしていなくて、「刑を受け入れる」準備ができている側と
早期の刑執行を望む被害者及び被害者遺族にとっては、いい事だと思う。

私が将来死刑執行される人物で注目を持っているのは、市川のマンションの殺人事件の死刑囚(死刑確定。犯行時19歳)と、光市の母子殺害事件死刑囚(少年A 裁判公判でドラえもんとか発言したのは記憶に新しい)である。どちらも「犯行時未成年」で彼らに死刑を執行できるほどの法務大臣が現れるまで多分は多分これをずっと言うだろう。
 法律で「死刑が適応できる年齢」で死刑判決が司法の手で下されたが、マスコミなどの世論感情を考慮しこれは執行できないと思う。
 それを執行できる風潮になってはならない。なぜなら、彼らを執行できるような社会風潮になっているのであれば、少年犯罪の凶悪化が「誰の目からしても酷すぎる」と思えるような『大事件』が起こったあと位でしか「死刑執行」がマスコミから正当に報道される事は無いと思う。

 アキバ事件の後、死刑執行者の中に誰がいたか?「宮崎勤死刑囚」である。
無差別殺人の後に、「無差別殺人者の死刑執行」だ。
このようなことがが、無ければ彼らの死刑は執行できないだろう。
 あってはならない少年犯罪があったとき、彼らは死の恐怖におびえるだろう。おびえておけ。人を殺めるという事はそういうことだ。
(注 但し、彼らの再審請求等が行われ刑が覆される可能性も否定できないのも事実である)


 そもそも、私は死刑執行したときの報道のスタンスがあまり気に入らない。
べったりされてもそれはそれでたぶん批判したくなるんだろうが、死刑執行で政府が悪のような報道をする。まぁ、死刑を執行するという事は、政府の手で人を殺めるという事だからある程度はしょうがないのかもしれない。
だが、その前に「死刑囚」は「犯罪者」である。彼らの手はもうすでに血で汚れている。
彼らが奪った未来の量のことを考えると、妥当な死に方だとは思うのだが。
(生ぬるくも感じるが、刑務官の心労しを考えると…)

死刑執行。この事をもっと考えなければならないのは確かである。




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